人気アニメシリーズの最新作
本作では人気TVアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」本編と同じ舞台で、オリジナル主人公とルルーシュを中心としたifの物語が紡がれていきます。
配信前から様々な期待を背負った本作が、いよいよ配信開始しました。
「ロスト」という単語を見ると数あるギアスゲームの中でも、特に名作であるロストカラーズを思い出しますね。
原作と同じ時間軸にオリジナル主人公と、ロスカラを意識している要素もあるように感じます。
そんな『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』の序盤を少しプレイしましたので、どのようなゲームなのか紹介していきます。
タワーディフェンスタイプの戦闘

本作の戦闘は敵拠点から味方拠点を目指し、続々と現れる敵から防衛するという、所謂「タワーディフェンス」型の戦闘システムを採用しています。
リアルタイムに進行する戦闘の中、様々なタイプのKF(ナイトメアフレーム)を使用しながら敵の進行を捌き続ける、戦略性の高いバトルとなっています。
防御力の高い機体で敵の進行を押しとどめ、近接と射撃の高火力機体で一気に殲滅する。
良くあるタワーディフェンスの要素は一通り抑えているので、他作品で慣れている人はすんなりとプレイすることができると思います。特にアー〇ナイツ。
派手に動くKFの演出は必見

今作ならではの要素としては、やはりKFの存在。
各KFはとにかく気合いの入ったモデリングで、派手なスキル演出も相まってとてもカッコイイ。
キャラだけではなく、メカも主役だと言わんばかりの押しっぷりに私は大変満足しています。
ただ、戦闘中は非常にトロトロと徐行してくるKF。
ゲーム性的に原作さながらの速度感で迫ってくると、対処できなくなるっていうのは分かってはいるのですが、なんともいえない気持ちになります。
キャラ数は多い。がKF数は・・・
今作のガチャでは高レアリティキャラや、一部専用機持ちはキャラとKFがセットで排出されますが、戦闘時の編成では別枠になっており、様々な組み合わせを試す事が可能になっています。
その為ランスロットにルルーシュを乗せたり、グラスゴーにスザクを乗せる等、原作ではありえなかった組合せを楽しめます。
気に入ったキャラクターを強いKFに乗せて、長く使ったりなんかもできそうです。
それぞれ別枠になっている為、スマホアプリ恒例の夏イベントでは水着姿のキャラクターが別で配信されそうですね。
ただKFのバリエーションが少なく、原作でも人気のワンオフ機体がランスロットのみと、少し寂しい状態。
各グラスゴーの専用機等で数を稼いではいますが、まだまだ足りないと感じる現状です。
しかしまだまだサービス開始したばかりなので、これから続々と人気機体が増えていく、筈?
だからと言って、プロローグで大活躍した主人公とその専用機が実装されていないのは悲しい。
せっかくのオリジナル主人公なので、ストーリー展開に無理に合わせなくても使わせて欲しかったところです。
今後の展開が気になるストーリー

今作の注目すべき点は、何と言ってもストーリーです。
オリジナル展開を絡めた先の読めないシナリオは、続きが気になること必至。
序盤は主人公の生い立ちを絡めながらも、原作の展開を丁寧になぞっていく為、コードギアスが初見の方も、話を忘れてしまった方も十分楽しめる出来です。
ブリタニアと日本人のハーフである主人公。ブリタニアによって家族を奪われた彼/彼女の生い立ちはなかなかにハード。
両国の闇を知るというハーフ設定は興味深く、この主人公の存在がルルーシュ達の未来をどういった方向へと変えていくのか、とても楽しみです。
派手な演出に豪華フルボイス

チュートリアルでは原作一期中盤の山場となったシナリオ、「ナリタ攻防戦」のワンシーンから始まります。
ルルーシュの得意戦術である地形破壊や、カレンの駆る紅蓮二式のお披露目ともなった回ですね。
このナリタ攻防戦時点では、主人公はどうやら黒の騎士団に所属しており、和製KFの新型「蒼月」を専用機として与えられています。
Live2Dを使用した立ち絵はグリグリと動き、作中会話は今の所全てフルボイス。
時にはKFの戦闘が、原作さながらの迫力ある3Dムービーで流れる事も。
全体的に演出が豪華で、思っていたよりもしっかりとシナリオパートが作られていると感じる出来でした。
今後が期待できるゲーム内容

やってみて感じたのがとにもかくにも「ちゃんと作ってる」ということです。
KF数が少ないとか、シナリオが現状原作をなぞっているだけとか、多少なりとも不満点があるにはあります。
どれくらいのテンポで進むのかはわかりませんが、原作の展開に合わせた今の速度だと、2期以降の機体やキャラなんていつ追加されるのやら…
ただリリースしたばかりのゲームなので、そういった部分、特に物量の部分はサービスが続くほど増えていくものです。
シナリオに関してもこれこそまだまだ序盤でしかないので、ここからどうやって話が変わっていくのか、とても楽しみな部分でもあります。
各種イベントや、アナザーストーリーなるものも用意されている様なので、そちらも期待したい所。
ゲーム部分がタワーディフェンスのテンプレをきちんと押さえており、変に奇をてらったシステムにしていないので、安心感があります。…多少テンプレ過ぎる気もしないでもないですが。
キチンと遊べて、ちゃんとしたシナリオが実装されている。それだけの事なのですが、なかなかこれができないゲームもあったりします。ロストストーリーズはその点、安心してオススメできる作品ではあります。
未だ作品展開が続くコードギアス。この前公開された劇場版を見て、久々にコードギアスを見返した人も多いのではないでしょうか。
『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』が今後どういった展開になっていくのかとても気になりますね。
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